カメロード

息子と父親の日常

幸せって何ですか?

幸せのパンケーキ

幸せのパンケーキ

40代後半のオッサンの中で、今、関西で最も幸せなスポットが淡路島にある。淡路島入り口付近の大きな観覧車を見た小学3年生の息子は「観覧車乗せてー」と叫ぶが、無視して淡路島突入。洲本城に登って、絶景を楽しみ、この後の高カロリー摂取のためにカロリー消費、お腹もすかし準備万端、幸せの目的地に向かう。幸せの目的地は、

幸せのパンケーキ本店淡路島テラス。

そこで、季節のフレッシュフルーツパンケーキを食べる。もちろんアイスクリームトッピングをプラス。グルメぶっている僕より本当は舌が肥えてるのではと思う小学3年生の息子は抹茶のパンケーキや、いちごのパンケーキなど色々チャレンジしているが、僕はいつも季節のフレッシュフルーツパンケーキ。人間、歳を取ると、残りの人生が短いからか、美味しいフルーツをあと何回食べれるのだろうという切迫感からか、ついつい季節のとか、旬のとか、フルーツものに食いつきやすくなる、グルメぶってる僕の舌なんてそんなもんだ。

日曜の午後、テラスに座り、青い空、青い海を眺めながら、パンケーキが来るのを待つ。ケチな僕だから、コーヒーなど頼まない。セルフサービスの水を暑いテラスでガブガブ飲んでいると、パンケーキがやって来る。パイナップル、いちご、グレープフルーツ、バナナ、キュウイ、りんごなどフルーツ山盛りのふわふわパンケーキ、生クリーム、アイスを満喫。満喫し終わった頃、海に夕日が沈み始める。美しい夕日と夕日に染まる海を眺めながら、幸せな時間の終焉を感じつつ、月曜からの1週間になんとか向かっていける気になってくる。食べ終わった息子は退屈しだしたのか、オシャレに着飾ったカップルや外国人が長い列を作っている海を背景にしたオシャレフォトスポットに、ぽっちゃり丸坊主に眼鏡、半ズボン、草履姿で小学3年生男子が一人堂々と向かって行こうとする、それを止めながら帰路につく。

淡路島脱出時、ロマンチストのぽっちゃり丸坊主に眼鏡、半ズボン、草履の小学3年生息子は泣きながら大声で叫んでいた。。「観覧車乗せてー」と。

抹茶シュークリームと切腹

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抹茶シュークリーム

夕食後、録画してあった鬼滅の刃を見た後、宿題もせず、タブレットで遊びつづける小学校2年生の息子と喧嘩した。喧嘩で私に泣かされた息子は、泣きながら、私に向かって、「キッチンから包丁とってくるからな」「白い服着て待ってろ」と叫ぶ。

「なんで、白い服?」と私が息子に聞き返すと、

切腹しろ」と叫ぶ息子。流石に歴史好き、戦国時代好きの息子。

笑いを堪えながら「白い服なんて持ってないし」と私は反論。

息子は「西松屋に行って買ってこい」と叫ぶ。流石に46歳のおっさんの服は西松屋に売ってないと思うが、服といえば、西松屋と思っているところがまだまだかわいい息子。

流石に可哀想になって、ローソンに行って美味しいもんでも買ってやろうと、半額になっていたシューマッチャキャラメル2個入りを買ってきて、私と息子、二人で食べた。「まあ今日は宿題はもういいから、明日からまたちゃんと宿題やってね」と仲直り。

その後、帰ってきた母親に宿題やってないことを怒られて、結局宿題やってる可哀想な息子。

ちなみに、シューマッチャキャラメルは期待していたほど美味しくなく、隣にあったキャラメル入り生ドラの方が良かったかなあとちょっと後悔。

551の豚まんと、自閉症スペクトラムと、ニュータイプ

この数日、夫婦喧嘩をしている。夫婦喧嘩をしていて良いことは、土日、一人になれること。この土日、息子と妻は外出。私は家に一人で、amazon prime video 漬け。

機動戦士ガンダムの逆襲のシャー、ガンダムUC 全話と ガンダムNTガンダム漬けになっていた。

大人になって子供の頃見ていたものを見ると、新しい発見をすることがある。

例えば、父親になってから、美味しんぼを見直してみると、海原雄山が、息子の山岡士郎のことをいかに心配しているか、山岡士郎のことをとても愛していることがわかる。

ガンダムシリーズをこの土日に見て新しく学んだことは、ニュータイプについて。

子供の頃は、ニュータイプとは、モビルスーツの扱いが今までのパイロットに比べて劇的にうまく、強いというパイロットとしての側面しか見えていなかった。

しかし、大人になってから見てわかったことは、ニュータイプとは決してパイロットに限った話ではなく、人間が宇宙に住むようになり、地球や月、宇宙のコロニー、いろんなところに離れて住むようになったため、劇的にコミュニケーション能力が発達、言葉を声にしなくても、離れた場所にいても、テレパシーのようなもので相手に伝えたいことを伝え、相手の気持ちや考えや状況を理解できるという能力だということ。

そんな学びをしていると日曜の夜、帰ってきた小学2年の息子が、551の豚まんを頬張りながら、「来週の月曜、お母さん仕事だから、パパ、学校に送っていってね」とこの3日間ほど私と話していない妻の代わりに言った。

そして、今日月曜、昨日言われたことを朝思い出した私は、息子が登校する5分前の7時45分に服も着替え、コタツで昨日残しておいた豚まんを朝ごはんとして食べてる息子の横に座った。普段は息子が学校に行った後、8時50分頃に寝ていたままの姿で起きてくる私がだ。

ただ不自然なことに、妻もまだ家にいて、会社に行きそうな雰囲気ではない、息子が昨日言った「月曜お母さんは仕事だから、パパが学校送っていってね」は冗談だったのか、結局誰が息子を送っていくのだろうか?この4日間、妻と会話していないのに私から妻に話し掛けるのは癪に障る、そんな感じで数分、状況を確認したいが確認できずにいた私。その時、豚まんを頬張っていた息子が突然、「ママ、今日、会社に行くよね、僕はパパに送ってもらうんだよね?」って妻に聞いてくれた。まるで私が知りたがっていることを察知したかのように。。

息子は自閉症スペクトラムと診断されている。いつもマイペースで他人の気持ちが理解できているか、周りの状況が見えているのかどうかわからない息子。

その息子が私の気持ちを察知した。

私の中の何かが邪魔して知りたいことも妻に確認できないこんな私の気持ちを察知し、

妻に確認してくれた。おそらく妻もいつもは8時50分頃に寝ていたままの姿で起きてくる夫がこんな時間に起きてきて何のつもりだろうと異変に感じ怪しんでいたはずだが、妻も妻で自分から私に話しかけたくなかっただろう、その気持ちも息子はおそらく察知して、今日は誰が送って行くのかをコミュニケーション不器用な両親に代わって確認してくれた。

息子よ、一体、お前のどこが、自閉症なのだろう?

そうか、息子、お前は、ニュータイプなのか。。。

そんなことに感心しつつ、聞きたいことを聞いてくれた息子に感謝していると、

「お母さんが仕事で、パパに学校送ってもらうのは来週の月曜って言ったでしょ。」いつものイライラしたような妻の声が部屋中に響き渡った。

ごめんよ息子。ごめんよニュータイプ

確かにお前は昨日の日曜「来週の月曜」って言ったよ、パピーが日曜に来週の月曜って聞いたから勝手に翌日のことって勘違いしちゃっただけなのね。

ごめんよ息子。ごめんよニュータイプ。ごめんよ豚まん。

伝統と革新の味、ミンチカレー

ミンチカレー

ミンチカレーwithおかず

僕の母から、4人の子供達に唯一受け継がれ、伝統の味として守り継がれている料理が、一つだけある、それがミンチカレー。

40年ほど前、まだ昭和だった頃から、うちのカレーといえば、ミンチカレーだった。それを世界的には、キーマカレーと呼ぶというのを僕が知ったのは、30歳をすぎていたし西暦は2000年を超えていたし元号も平成になっていた。

40年ほど前、母がどこでこのカレーを知ったのかは知らない。東京にはあったかもしれないが、僕の住んでいるような田舎ではこんな斬新なカレーはなかった。たっぷりの玉ねぎのみじん切りとミンチ肉だけのカレー。カレーのスパイシーさと玉ねぎの甘さ、たっぷり入ったミンチ肉の肉肉しさ。僕の母が作る料理で、一番人気だった。

それから、40年がたち、僕の兄も作るし、妹も作る、僕も作る、僕の妻も作る、噂では海を渡ったという音信のない弟もおそらく作っているであろう、ミンチカレー、そして、伝統となった。

そして今、受け継がれた各家庭により、伝統は、微妙に変革されつつある。伝統は革新することにより受け継がれるのだ。

兄は、母親が鍋を放置し適当に作っていただけのミンチカレーを、適当には作らず、試行錯誤、緻密に研究し、より美味しくなるよう極めようとしている。

妹が作ったミンチカレーは食べたことがないが、まあ性格から考えて、母親が適当に作っていたミンチカレーを、よりもっと、テキトーに作っていることだろう。

僕の妻は、牛や豚を食べないので、鶏肉のミンチで作る。

僕は、ミンチカレーをそのまま食べず、何かトッピングして食べる。定番は、目玉焼き、とろけるチーズなど。さらに贅沢に、シイタケやナスビを焼いて和風に醤油味や甘辛に味付けしたものや、鶏肉の照り焼き、ほうれん草のおひたし、豚の角煮と煮卵など、和風のお惣菜をトッッピングするのが好きだ。この前テレビで、潰れそうなおばんざい居酒屋が、おばんざいカレーの店として再起を図る企画をやっていたが、カレーに和風のお惣菜が合うことを知ったのは僕の方が先だし、これで店をやれば、はやるのではと考えたのは僕が先だと、密かに勝手に自負している。今日は、ナスビを焼いて生姜醤油で味付けしたものと、塩麹に漬け込んだ鶏肉を焼いたもの、目玉焼き、チーズをトッピングした。

伝統のミンチカレーはこのように革新を受け入れながら、今もそして、これからも受け継がれていく。

 

木曜日はシャトレーゼで

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なんかフランスかイタリアの昔のオシャレな映画みたいなタイトル。

息子が3歳くらいの頃から、週一回、木曜日、保育園の迎えに僕が行くことになった。息子は0歳から保育園に行っているが、僕は人の顔を覚えるのが苦手。間違って他の子供を連れて帰る不安があり、それまでは迎えには行かなかった。

息子が3歳になり、さすがに、3年も毎日息子の顔を見てきたので僕も息子を間違わない自信が少しは持ててきたのと、万が一、僕が息子を間違えたとしても、息子の方が間違ってるよと言えるだろうということで週に1回、僕が木曜に迎えに行くことになった。

ところが、迎えに行っても、息子は素直にすぐに帰ってくれない、なので、僕は息子の耳元で「シャトレーゼに行こう」と誘う。シャトレーゼは保育園の近くにあるケーキ屋さん。木曜は、僕が保育園に迎えにいきシャトレーゼに寄って帰るのが習慣になった。お迎えと息子と父の二人きりでの過ごし方に慣れてきた僕等は、シャトレーゼだけでなく、保育園の帰りに、ファミレスや回転寿司、焼肉、いきなりステーキなどいろんなところに2人で行くようになった。父と息子、男同士の絆を深めるきっかけになった毎週木曜のお迎えとシャトレーゼ、僕にとって男同士の甘い思い出、宝のような大切な思い出だ。

コロナが流行りだしたなか、バタバタと息子は保育園を卒園、コロナの緊急事態宣言などで不要な外出を控えていたこともあり、すっかり、シャトレーゼから足が遠ざかっていた。

小学1年生になった息子。今日、放課後デイサービスに、僕が息子を迎えに行った、帰り道、電動アシスト自転車の後ろに乗る息子が「シャトレーゼに行きたい」と言う。シャトレーゼは家の近くではない、小雨も降っている、「今日は行かない」と僕は答える。息子は「木曜、パパと保育園の帰りに行ってたなあ、シャトレーゼ」と言って男同士2人きりの甘い思い出を持ち出し喰い下がる。息子は40代半ばのおっさんが子供との懐かしい思い出に弱いということを知っているのかもしれない。「今日は金曜やし、木曜と違うし・・・」と僕も抵抗を試みるが、保育園時代の男同士2人きりの甘い思い出を持ち出されると色々思い出し、目頭熱くなり、もう勝てない。

というわけで、久しぶりのシャトレーゼ電動アシスト自転車で風を切り裂き小雨降る中、行ってきました。

シャトレーゼといえば、スペシャル苺ショートケーキが僕のおすすめです。

 

 

旅と、おいしいご飯

立岩

立岩

dancyu みたいなタイトル、旅をしてでも食べたい美味しいご飯がある。

まあ、旅といっても日帰り旅。しかも、6時間という制約付きの日帰り旅。な、なんか、タイトルに負けすぎている気がする。。

しかも、この6時間時間制限の日帰り旅は、旅なので、「美味しい飲食店」と、「絶景もしくは観光地」、そして、「スイーツ」の三大要素がないと成立しない。

土曜の午後、お昼ご飯を食べた後、13時30分に、タイムズカーシェアでいつものお気に入りの車を借りる。

タイムズカーシェアは、6時間を超えると時間料金の他に、距離料金が加算される、それもスタート時からの距離で計算するという超過酷なルールである。ただし、6時間で、200キロくらい走るのなら、ガソリン代も無料だし、とてもお得。しかもガソリンを入れると30分の利用料の割引までしてもらえる。と、タイムズカーシェアのことはどうでも良いが、とにかく6時間、19時30分までに帰ってくることを目標にスタート。

15時30分頃、高速を飛ばし、目的地のレストランは通り越し、日本海に到着。綺麗な海、砂浜に押し寄せる波、立岩を眺め、30分ほど満喫。これで旅の三大要素の一つ、「絶景もしくは観光地」をクリア。

16時頃、折り返して帰る方向へ。

16時30分頃、途中、アイスクリーム屋さんに寄る。

息子だけ、アイスクリームを堪能。とりあえず、旅の三大要素の二つめ、「スイーツ」をクリア。

17時30分頃、本日の目的地、メインイベントである、旅の三大要素の三つめ、「美味しい飲食店」、京丹後市の丹後大宮にある弁慶寿司の大宮店。88円から450円までの寿司がクルクルと回っている。もちろん、注文票や口頭での注文もOK。

450円や、360円とかの、シマアジや中とろ、うなぎ、ウニなどが美味しいだろうとは思うが、その辺りには手を出せない、庶民な僕。

僕は、もっぱら、180円皿を攻める。鯛、ヒラメ、ハマチ、カンパチ、ブリなど。今日は、カンパチが特に美味い、カンパチだけで、3皿は食べたはず。128円皿で、お得で美味しいネタを探すのも楽しい。サーモンタルタル、キスの昆布じめ、カレイ縁側、サヨリイカやタコなど。空腹時は、88円のいなりなどにも手を出し、最後に、240円の本マグロに手を出せない代わりに、180円の鉄火巻きで締めるのがいつものパターン。

妻は、この店に行きたがるくせに、128円皿のイカオクラやイカめかぶ、納豆巻きなどばかり堪能している。生のマグロなどの赤身やハマチやブリなど油っぽい魚が苦手なのだ。なのに、この店にわざわざ行きたがるのはよくわからない。

こんな庶民な感じなので、200円以上の寿司は食べたことがないので、評価できないが、180円皿の寿司は、超オススメ。旅をしてでも食べに行きたい店である。

18時過ぎ。高速ぶっ飛ばし帰路へ。なんとか、ガソリン補給もして、30分の割引きもゲット。

19時28分、無事、6時間以内でゴール。旅と、美味しいご飯を満喫した半日だった。

弁慶寿司カンパチ

カンパチ

 

 

 

アイス部長

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京丹後あたりをドライブの途中、アイス屋とケーキ屋が並んであった。

シュークリームが食べたい気分だったので、ケーキ屋に入ろうとすると、アイス好きの小学校1年生の息子が、僕に向かって、「アイス部長!アイス食べよー、ねっ!アイス部長」と声を掛ける。誰がアイス部長じゃ!万年係長の僕に向かって。小学校1年生のくせに、こんな太鼓持ちみたいなことして父親おだてやがって。どこで覚えたのか、末恐ろしい息子。

息子がかわいいからか、部長とおだてられて気を良くしたのか自分でもよくわからないが、アイス屋に入った。なぜか最初からダブルを注文するつもりの強欲息子、「抹茶と黒ごまのダブル」と渋いおっさんみたい選択をしようとするので、とりあえず、僕の希望も無理やり入れ込んで「抹茶とラムレーズン」のダブルを注文。僕は二人で食べるつもりだったが、結局、息子は僕に、抹茶一口、ラムレーズンの一口くれただけ。まったく強欲息子だ。抹茶は濃厚で甘すぎずしっかりとした濃い抹茶の味のする大人も満足するような味、ラムレーズンは息子がくれた量があまりにも少なすぎて味はわからなかった。。

アイスクリーム屋さんの情報

アケイシアファーム