カメロード

息子と父親の日常

マリンライナー&アンパンマン&桃太郎


マリンライナーアンパンマンと桃太郎の中で一位になるのは、桃太郎だと

思います。それはアンパンマンを正面真っ二つ斬りできるからです。

マリンライナーと桃太郎を比較すると桃太郎の方が上です。

桃太郎は総社ー岡山間を走る桃太郎線で有名だから、マリンライナーよりも、

有名率が高いのでこれから桃太郎を親しんで行ってください。

路線旅

僕のお父さんは豚と呼ばれておりますが、本当は優しい人です。

その名も路線旅豚父さんです。

みなさんご存知、青春18切符ですが僕のお父さんが、西家の青春18トップです。

これは、近江塩津駅の電光掲示板の写真です。ぜひ近江塩津駅で降りてみてください。僕のお父さんが手作りっぽいと言っていました。みなさんは近江塩津駅に、

サンダーバード金沢行きが停車すると思っているとおもいますが、通過しますので、

新快速湖西線経由敦賀行きに乗ってください。



DNAなのか環境なのか

 息子が4、5歳の頃、何か難しい問題に取り組むときに、舌を出して唇を舐め舐めしていて、驚いた。それはおじいさんが何かクロスワードなどに集中してるときにやる仕草とそっくりだったからだ。私はそんなことをしないがこれが隔世遺伝というものかと驚いた。

 DNA的な遺伝なのか環境なのかわからないが、息子が私に似ていることは多くある。

手の甲の指の付け根が凹んでいるところなんて、生まれた時からそっくりで驚いた。

私が昼ごはんに買ってきて食べ残したコロッケを学校から帰ってきて、すぐに見つけたり、冷蔵庫に入っているソーセージを勝手に調理して、食べるところなど食い意地が張っているところなんて私そっくりだ。そして、これは、おばあさんにもおじいさんにもそっくりなので三世代そっくりだ。若かりし、おばあさんは、かつて、ホテルのビュッフェランチで、食べ放題のパンをカバンに入れて持って帰ろうとしてウエイターに怒られたほど、食い意地が張っていた。おじいさんは一人一本のみたらし団子を二本食べて、おじいさんの長男に怒られていた。

 娘はまだ赤ちゃんなので、これから何が似てくるのかと思うと楽しみであり、怖くもあるが、笑顔がかわいい点は私そっくりだ。

 夫婦も似る。おじいさんとおばあさんは、若かりし頃も今もかいつも夫婦喧嘩していた。夫婦喧嘩というか、おばあさんからおじいさんへのちょっとした注意に無反応なおじいさんに対し、おばあさんの口調がだんだんエスカレートしていくという感じ。普段は平和主義のおじいさんは家庭の平和のために黙って堪えているが、たまにキレて爆発するといった感じだった。こんな夫婦は嫌だと子供ながらに思っていた私も、今、結局、同じような夫婦喧嘩をやっている。ただ私たちの場合、息子が「夫婦喧嘩やめなさい」「二人とも仲良くしなさい」といって止めてくれる。止めてくれる人がいないおじいさん、おばあさんは夫婦喧嘩は程々にして、仲良く生きていってくださいと私はただただ心の中で願う。(止めにいかへんのかい!)

 このように改めて考えてみると似ようと思っているわけでは無いのにDNAなのか環境なのか似てしまうのが親子というものだろう。逆に似るべき、おばあさんの社交的なところは残念なことに私は似ていない、ただ、息子には隔世遺伝しているようだ。

 また、おじいさんの男気的な部分というか、仲間のために立ち上がる勇気や責任感も、残念ながら、私は似ていない。おじいさんは一見おとなしい、控えめな人だと思うかもしれないがそうではない、誰もやりたがらない、町内の自治会長を二期も務めた。若かりし頃、親戚一同集まってボルドーという京都の高級フランス料理の店で食事会をしたことがある。ここの名物はコース料理の最後のデザートワゴン、8種類くらいのデザートの中から好きなものを数個選ぶことができる。通常多くても選ぶのは3個程度だろう。そのときおじいさんは「全種類お願いします」と言った。全種類食べれる嬉しさと、なんか欲張りな感じで恥ずかしい気持ちだった。ウエイターは驚くこともなく平然と、ケーキをこれ以上無い程うす〜くスライスして全種類を盛り合わせて、全員に配ってくれた。今思えば、あれも子供の誰かが「全種類食べたい」と言ったのを聞いて、みんなの気持ちを代表して恥ずかしさや世間の常識に恐れることもなく子供、家族、親戚のために「全種類お願いします」と言ってくれたのだ。そんな男気のあるおじいさんです。私は似ることはできなかったが、息子に隔世遺伝することを願っている。そして、今後、そんな状況があれば、弱虫で意気地のない世間の常識や恥ずかしさばかり考えてしまうお父さんに代わって、息子よ言ってくれ。「全種類お願いします」と。

 

 

幸せって何ですか?

幸せのパンケーキ

幸せのパンケーキ

40代後半のオッサンの中で、今、関西で最も幸せなスポットが淡路島にある。淡路島入り口付近の大きな観覧車を見た小学3年生の息子は「観覧車乗せてー」と叫ぶが、無視して淡路島突入。洲本城に登って、絶景を楽しみ、この後の高カロリー摂取のためにカロリー消費、お腹もすかし準備万端、幸せの目的地に向かう。幸せの目的地は、

幸せのパンケーキ本店淡路島テラス。

そこで、季節のフレッシュフルーツパンケーキを食べる。もちろんアイスクリームトッピングをプラス。グルメぶっている僕より本当は舌が肥えてるのではと思う小学3年生の息子は抹茶のパンケーキや、いちごのパンケーキなど色々チャレンジしているが、僕はいつも季節のフレッシュフルーツパンケーキ。人間、歳を取ると、残りの人生が短いからか、美味しいフルーツをあと何回食べれるのだろうという切迫感からか、ついつい季節のとか、旬のとか、フルーツものに食いつきやすくなる、グルメぶってる僕の舌なんてそんなもんだ。

日曜の午後、テラスに座り、青い空、青い海を眺めながら、パンケーキが来るのを待つ。ケチな僕だから、コーヒーなど頼まない。セルフサービスの水を暑いテラスでガブガブ飲んでいると、パンケーキがやって来る。パイナップル、いちご、グレープフルーツ、バナナ、キュウイ、りんごなどフルーツ山盛りのふわふわパンケーキ、生クリーム、アイスを満喫。満喫し終わった頃、海に夕日が沈み始める。美しい夕日と夕日に染まる海を眺めながら、幸せな時間の終焉を感じつつ、月曜からの1週間になんとか向かっていける気になってくる。食べ終わった息子は退屈しだしたのか、オシャレに着飾ったカップルや外国人が長い列を作っている海を背景にしたオシャレフォトスポットに、ぽっちゃり丸坊主に眼鏡、半ズボン、草履姿で小学3年生男子が一人堂々と向かって行こうとする、それを止めながら帰路につく。

淡路島脱出時、ロマンチストのぽっちゃり丸坊主に眼鏡、半ズボン、草履の小学3年生息子は泣きながら大声で叫んでいた。。「観覧車乗せてー」と。

抹茶シュークリームと切腹

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抹茶シュークリーム

夕食後、録画してあった鬼滅の刃を見た後、宿題もせず、タブレットで遊びつづける小学校2年生の息子と喧嘩した。喧嘩で私に泣かされた息子は、泣きながら、私に向かって、「キッチンから包丁とってくるからな」「白い服着て待ってろ」と叫ぶ。

「なんで、白い服?」と私が息子に聞き返すと、

切腹しろ」と叫ぶ息子。流石に歴史好き、戦国時代好きの息子。

笑いを堪えながら「白い服なんて持ってないし」と私は反論。

息子は「西松屋に行って買ってこい」と叫ぶ。流石に46歳のおっさんの服は西松屋に売ってないと思うが、服といえば、西松屋と思っているところがまだまだかわいい息子。

流石に可哀想になって、ローソンに行って美味しいもんでも買ってやろうと、半額になっていたシューマッチャキャラメル2個入りを買ってきて、私と息子、二人で食べた。「まあ今日は宿題はもういいから、明日からまたちゃんと宿題やってね」と仲直り。

その後、帰ってきた母親に宿題やってないことを怒られて、結局宿題やってる可哀想な息子。

ちなみに、シューマッチャキャラメルは期待していたほど美味しくなく、隣にあったキャラメル入り生ドラの方が良かったかなあとちょっと後悔。

551の豚まんと、自閉症スペクトラムと、ニュータイプ

この数日、夫婦喧嘩をしている。夫婦喧嘩をしていて良いことは、土日、一人になれること。この土日、息子と妻は外出。私は家に一人で、amazon prime video 漬け。

機動戦士ガンダムの逆襲のシャー、ガンダムUC 全話と ガンダムNTガンダム漬けになっていた。

大人になって子供の頃見ていたものを見ると、新しい発見をすることがある。

例えば、父親になってから、美味しんぼを見直してみると、海原雄山が、息子の山岡士郎のことをいかに心配しているか、山岡士郎のことをとても愛していることがわかる。

ガンダムシリーズをこの土日に見て新しく学んだことは、ニュータイプについて。

子供の頃は、ニュータイプとは、モビルスーツの扱いが今までのパイロットに比べて劇的にうまく、強いというパイロットとしての側面しか見えていなかった。

しかし、大人になってから見てわかったことは、ニュータイプとは決してパイロットに限った話ではなく、人間が宇宙に住むようになり、地球や月、宇宙のコロニー、いろんなところに離れて住むようになったため、劇的にコミュニケーション能力が発達、言葉を声にしなくても、離れた場所にいても、テレパシーのようなもので相手に伝えたいことを伝え、相手の気持ちや考えや状況を理解できるという能力だということ。

そんな学びをしていると日曜の夜、帰ってきた小学2年の息子が、551の豚まんを頬張りながら、「来週の月曜、お母さん仕事だから、パパ、学校に送っていってね」とこの3日間ほど私と話していない妻の代わりに言った。

そして、今日月曜、昨日言われたことを朝思い出した私は、息子が登校する5分前の7時45分に服も着替え、コタツで昨日残しておいた豚まんを朝ごはんとして食べてる息子の横に座った。普段は息子が学校に行った後、8時50分頃に寝ていたままの姿で起きてくる私がだ。

ただ不自然なことに、妻もまだ家にいて、会社に行きそうな雰囲気ではない、息子が昨日言った「月曜お母さんは仕事だから、パパが学校送っていってね」は冗談だったのか、結局誰が息子を送っていくのだろうか?この4日間、妻と会話していないのに私から妻に話し掛けるのは癪に障る、そんな感じで数分、状況を確認したいが確認できずにいた私。その時、豚まんを頬張っていた息子が突然、「ママ、今日、会社に行くよね、僕はパパに送ってもらうんだよね?」って妻に聞いてくれた。まるで私が知りたがっていることを察知したかのように。。

息子は自閉症スペクトラムと診断されている。いつもマイペースで他人の気持ちが理解できているか、周りの状況が見えているのかどうかわからない息子。

その息子が私の気持ちを察知した。

私の中の何かが邪魔して知りたいことも妻に確認できないこんな私の気持ちを察知し、

妻に確認してくれた。おそらく妻もいつもは8時50分頃に寝ていたままの姿で起きてくる夫がこんな時間に起きてきて何のつもりだろうと異変に感じ怪しんでいたはずだが、妻も妻で自分から私に話しかけたくなかっただろう、その気持ちも息子はおそらく察知して、今日は誰が送って行くのかをコミュニケーション不器用な両親に代わって確認してくれた。

息子よ、一体、お前のどこが、自閉症なのだろう?

そうか、息子、お前は、ニュータイプなのか。。。

そんなことに感心しつつ、聞きたいことを聞いてくれた息子に感謝していると、

「お母さんが仕事で、パパに学校送ってもらうのは来週の月曜って言ったでしょ。」いつものイライラしたような妻の声が部屋中に響き渡った。

ごめんよ息子。ごめんよニュータイプ

確かにお前は昨日の日曜「来週の月曜」って言ったよ、パピーが日曜に来週の月曜って聞いたから勝手に翌日のことって勘違いしちゃっただけなのね。

ごめんよ息子。ごめんよニュータイプ。ごめんよ豚まん。