カメロード

息子と父親の日常

道三と義龍

小学一年生の息子は、大河ドラマの影響か、私がやってる信長の野望の影響か、明智光秀織田信長など戦国武将の名前にはまっている。特に斎藤道三が好きらしく、なぜか、父親の僕を斎藤道三と読んでいる。なので、僕は息子のことを義龍と呼ぶ。義龍と呼ばれると息子は喜び、最近では息子は自分で自分のことを義龍と呼んでいる。

昨日、息子が小学校の宿題の平仮名の「は」と「ほ」の練習のプリントをなかなかやろうとしない、もう20時を過ぎている。宿題をやらせようと母親がイライラしている。仕方がないので、僕の出番「は」と「ほ」のプリントをコピーし、父親と息子、どっちが先に書き終わるか真剣勝負、息子が勝てばシンカリオンを買うと言うことを賭けて。基本的には優しい僕だが、お金にかけては汚いほどケチ、当然、私がかろうじて勝って、シンカリオンを買わずに済んだ。

そして今日、今日も宿題をしようとしない息子。妻に呼ばれて、またまた、父と息子の真剣勝負。今日は、「さ」と「き」。「さ」は父の勝ち。「き」は妻が父を邪魔して

息子が勝ってしまった。息子は「義龍の勝ち!道三の負け」と喜んでいる。僕は、あせって、「1勝1敗、シンカリオンはまだ買えないなあ。」と息子を諭す。そんな無理やりな話になぜか息子はすんなり納得。初めからシンカリオンを買ってくれるわけがないことを知っていたかのように。もしかしたら息子は知っているのかもしれない、パパがケチなことを。パパはケチ、「麒麟がくる」の斎藤道三もケチ。だから私のことを道三と呼んでいるのかもしれないな。

歴史では、義龍は、父親である道三を殺してしまう。

息子よ!いつまでもパパと仲良くしてねー。ケチなパパを殺さないでねー。

 

シンカリオン

シンカリオン